日本ソーシャルインベスター協会

<代表理事メッセージ>

<代表理事メッセージ>

本協会サイトにお越しいただきまして、ありがとうございます。

 

個人的なことで恐縮ですが、私は10代で母親を亡くし、父親の再婚により家を出て、20代では認知症になった祖母の介護、30代では転倒事故から危うく半身不随になりかけて車椅子でリハビリ生活を体験しました。いずれも予期せぬ突然の出来事でした。もし、それらのタイミングが少しずつずれていたとしたら、10代で児童養護施設に入っていたかもしれず、20代は貧困で祖母を虐待してしまっていたかもしれず、30代から車椅子生活だったかもしれないのです。そう考えると、無事に生きて、健康に生活できることが、どれほど貴重なことかと感謝せずにはいられません。

 

私は複数の会社と社団法人、財団法人を立ち上げ、長期のボランティア活動も行って参りましたが、もっと社会に貢献できることがあるのではと思案していた折、アメリカの「ソーシャルインベスト(社会的責任投資)」という概念に巡り会い、この仕事を一生やっていこうと決意いたしました。

 

私は自身の体験を通して、「誰もが明日どうなるかわからない危機と背中合わせで生きている」ということを痛感しました。そして、社会的弱者と呼ばれる立場にある人たちが、とても他人事とは思えなくなりました。私と同様の視点で捉えられる仲間、理解共感してくれる仲間たちが少しずつ増えていけば、「無関心のない社会」にしていくことが可能であると信じております。

 

山積する社会課題を解決していくには、想いの強さや行動力はもちろん、資金が必要不可欠です。すでに世界の富裕層は、「ソーシャルインベスト(社会的責任投資)」を当然のようにライフスタイルの中に組み込んでいます。日本はこれからがスタートですが、100万ドル以上の資産を持つ富裕層人口は、アメリカに次いで世界2位の269万3000人います(「グローバル・ウェルス・レポート2017」より)。かつては、渋沢栄一や本多静六のような大御所の社会的投資家が存在しましたが、本協会では、むしろ富裕層でなくても、誰もが少額ずつ参加して大きな社会的投資を可能とする仕組みと、若い人たちが夢を持って「ソーシャルインベスター(社会的投資家)」となれる人材育成を目指しております。

 

ご自身の資産運用のための投資に加え、参加しやすく、かつ信頼できる社会課題解決への投資が可能となり、子や孫の世代に渡って役立ち、喜ばれながら循環していくという、「利己」を超えた「利他というリターン」が待っています。日本のこの新しい社会投資の素晴らしい文化を、一緒に創造していきましょう。

 

一般社団法人日本ソーシャルインベスター協会 代表理事 深山健彦